クリスマスの前の晩のこと。元気ばあちゃんは三人のどろぼうたちに、ぐるぐる巻きにされてさらわれました。そして…? みんなきれいな心になってクリスマスを祝うお話。
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げんきなばあちゃんが、ケーキを持ち上げておひさまの前を走っている表紙に、笑いがこみ上げます。来月は、クリスマスです。11月はクリスマの準備が始まります。あわただしいクリスマスの準備は、楽しい経験に満たされますが、このお話は最初の頁から、ドロボウが表れます。でも、ドロボウたちは、 クリスマスに、ケーキが食べたくて、ばあちゃんを縛って連れ出すのです。機転のきいたばあちゃんは、ドロボウたちに、ケーキを作るために色々さしずをしま す。ドロボウたちは、ばあちゃんの指示に従い動き回ります。作者のメッセージに「どんなわるい人でも 心のどこかに やさしい泉をもっています。」とあり ます。物語の全てにそのメッセージを感じる事ができます。最後のページの右下の紙に、ドロボウにあて「メリークリスマス3にんのためのとびっきりおいしい ケーキです。かならずたべておくれ」とばあちゃんのメッセージが貼られています。
長山 篤子
和泉短期大学特任教授
キリスト教保育連盟名誉理事
◯作者、さとうわきこさんの豪快で愛情ゆたかなげんきばあちゃんの大活躍。ゆうかいされてもどろぼうたちの心の中にある、しあわせを味わいたい心をすぐに 見抜いて、とびっきりおいしいケーキを作ってあげます。おばあちゃんの愛によって、三人のどろぼうたちの心にもおいしいケーキを前にして、こどものような わくわくする心が芽生えクリスマスを迎えます。 ◯また、それぞれのページの絵をみながら、こどもたちと一緒に遊ぶこともできます。同じような格好をしていますがどこかがちがっている三人のどろぼうたちの違いをみつけたり、ケーキをつくるために何が必要かとあてっこしたりして遊んでみましょう。 ◯次回12月号は、『くりすます』です。お楽しみに
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