卵からかえった4匹のおたまじゃくしの活躍です。子どもたちの大好きな小動物かえるの1年間の物語が、生き生きと、ユーモラスに描かれた楽しい絵本。
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今月は、96刷のロングラン人気絵本です。私は時々「子どもたちは、かえるやおたまじゃくしがどうしてこんなに好きなんだろう」と考え込んでしまいます。夢中になっておたまじゃくしをすくい、かえるを追い掛け回している子どもの姿に、感動を覚えることもあります。私には出来ない興味の示し方を羨ましく思います。そんなかえるとおたまじゃくしのお話は、世界を超えて共通の子どもの話題なのでしょう。絵本の内容は、おたまじゃくしからかえるになった四匹のかえるのスリルに溢れた物語です。詩の様に表現された物語の内容は、ユーモアに溢れた短い文章で表現されています。ですから、子どもたちはすぐにこの文章を暗誦してしまいます。訳は、石井桃子氏で、子どもたちがことばとしてそのまま使いたくなるような表現が、絵に添えられています。大きくなっても、いつまでも手元においておきたい絵本です。
長山 篤子
和泉短期大学講師
○かえるの生態を自然な流れで理解することができ、生きるために他の生命を食べることで生命がつながっていくという自然の摂理もうまく表現され
ています。
○躍動感あふれるかえるたちの姿が画面いっぱいに広がります。歌ったり遊ぶ以外にも、天敵から身を隠したり、おなかが空いてごはんを食べたりす
る様子もみんな楽しそうに描かれ、子どもたちの日常の姿とも重なるのではないでしょうか。
○これまでの「こひつじ文庫」について、お子さまとあなたのご感想をお寄せください。小さなプレゼントを贈らせていただきます。
送り先 〒162-0814 東京都新宿区新小川町9-1 E-mail:kohitujibunko@nikkihan.co.jp
日本キリスト教書販売株式会社内 こひつじ文庫推進委員会
○次回は、想像する楽しさを味わえるユーモアあふれる絵本、『なにしてるなにしてる』です。お楽しみに! <M・I>
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