めだかコース
2014年5月配本

わけっこしよう

著者など:フランク・エンダースビィ絵/ティシュ・レイビー文/女子パウロ会訳
【定価】1320円/女子パウロ会

ときどきこどもも大人も、大好きなものは「わたしの」と、一人じめにすることがありますが、もっと心が喜びで満たされるのはどんなときかな?大切なことを学べる絵本。

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「ひとに、しんせつにすることを、わすれないで。もっているものを、もっていないひとに、わけてあげましょう。それこそ、かみさまがおよろこびになる、ささげものです」という聖書のメッセージから始まります。この絵本のどの頁も、画面一杯に森とそこに住む動物が描かれています。柔らかいタッチと穏やかな表情の動物が淡い色彩で描かれ、ゆたかな集団生活を思わせる子どもの世界が思い浮かばれます。そんな生活の中にも、ちょっとしたトラブルが起こります。物の取り合いは、子どもの集団生活の中では、絶えず起こる出来事です。子どもにとって、大切な経験です。鳥や動物の、なにげないやりとりを通して、子どもたちは、自分の体験として、繰り返しこの本を読むことでしょう。「自分の存在と友だちの存在」を意識し始める大切な時として、この絵本に向き合っていきましょう。

長山 篤子
和泉短期大学講師


○ある日、ウサギくんは、ネズミちゃんから、じぶんがとてもだいじにしている、きれいな石であそばせて、といわれました。「だいじな、ぼくの
石! どうしよう?」そのとき、小さな事件が起こります。とんできたカササギさんに、その石をとられてしまうのです。でもリスちゃんが機転の
きいたやり方で取り戻してくれることになります。
○その方法とは…「知ってる…?」リスちゃんがとっても大切なことをおしえてくれますよ。
○それを聞いたウサギくんのおどろきと心のなかに感じたものが何かを、聞いているお子さんといっしょに話しあったり、確認できるひとときがあっ
たら、とってもすばらしいことが起こるかもしれませんね。
○この絵本が、とっても大切なことに気づくチャンスを与えてくれるものとなれば幸いです。
○次回6月号は『ゆかいなかえる』福音館です。お楽しみに。<S・A>

 

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