めだかコース
2014年3月配本

きょうは なにして あそぶ?

著者など:きのした あつこ 作・絵
【定価】939円/日本キリスト教団出版局

くまくんは友だちと「いっぽんばしわたれ」や「そりすべり」で遊んでも失敗ばかり。一人で先に帰ろうとしたら、大きな水たまりを見つけて、みんなでどろんこ遊びで大はしゃぎ。

[TBS_ALERT color=”success”]
[TBS_COLLAPSE accordion=’y’] [TBS_COLLAPSE_GROUP title=”読み聞かせの前に(クリックで開きます)” open=’n’]

me03

1年の締めくくりの月になりました。子どもたちは、沢山のお友だちと出 会ったことでしょう。きのしたあつこさんの描く、豊かな自然のなかで暮ら す動物を通して、大切な友だちの存在を感じさせられます。くまくんが、お かあさんに送られて、「あそんできまーす」と出かけます。野原には、いつ もの仲間が集まっていました。「きょうは なにしてあそぶ」くまくんは、 大きな声で皆に聞きます。「いっぽんばしわたれ」をすることになりました。 皆は上手く木を渡りますが、くまくんは落ちてしまいます。枝にぶら下がっ た「ぶらんこさーかす」も「ダンボールのそりすべり」も、くまくんはみん な失敗です。みんなが心配して励ましてくれますが、くまくんはつまらなく なって「うちにかえる」と歩き出します。帰り道、みずたまりにであって、 もう一度皆を呼びます。みんな泥んこになって、「あーたのしかった おな かがすいた」と家に帰ります。皆でいることの楽しさが伝わります。

長山 篤子
和泉短期大学特任教授
キリスト教保育連盟名誉理事

 


○作者の前作『はんぶんあげてね』では、ひとつのパンをみんなで分け合うお話でした。本作では共に何ができるかを模索します。子どもたちはほんの小さな きっかけで、わだかまりを吹き飛ばして素直に仲良くなれます。本当は大人が、社会が、世界が、見習うべきことですね。どろんこ遊びをする子どもたちをなか なか見なくなりました。家の中でテレビゲームもいいけれど、外で友だちと大はしゃぎして遊ぶのはもっと楽しいですよ。
○1年間「こひつじ文庫」をご購読頂きましてありがとうございました。これからも絵本の世界をお子さまと一緒に楽しんで頂ければと願っております。
○2013年度から2014年度へ継続して年間購読をお申し込みくださいました皆さまには、《ご継続特別プレゼント》をお贈りさせて頂きます。詳しくは、この絵本に挟み込まれております「ご愛読の皆さまへ」をご覧ください。
< Y・O >
[/TBS_COLLAPSE_GROUP] [/TBS_COLLAPSE]

[/TBS_ALERT]