くじらコース
2013年11月配本

どんくまさんの らっぱ

著者など:柿本幸造 絵/蔵冨千鶴子 文
【定価】1430円/至光社

 

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ku201311

サーカスの楽団のラッパの音に魅せられるどんくまさんのお話です。どん くまさんは、みごとにラッパを奏でる夢を見ます。そして、団長さんの粋な はからいで、サーカスのエンディングに本当にラッパを吹かせてもらえるの です。でも、もちろん大失敗。
サーカスのテントがたたまれた翌日から雪になります。どんくまさんは冬 ごもり。でも、来年はもっとうまく吹こうと、冬ごもりの間も練習をしてい るらしいというお話です。
意識したり、苦労したりせずに、子どもたちは次々に新しい技術を身につ けていきます。あるいは、できたという喜びで、それまでの苦労はすっかり 忘れてしまうものです。そして、その喜びへの第一歩は、どんくまさんのセ リフで言うならば、「うわぁ、かっこいい」というあこがれであると思いま す。子どもたちの心に芽ばえる関心やあこがれを大事にしたいものです。

細井 保路
逗 子カトリック教会司祭


○柿本幸造さんと蔵冨千鶴子さんのコンビで綴られる“どんくまさん”シリーズはこの作品を含めて全26点(現在発行されているものは20点。一番最初の「どんくまさん」が生まれたのは1967年…ということは、もう46歳⁉でも何年たっても、いつも変わらぬ“どんくまさん”。
○この絵本は“どんくまさん”シリーズの第4作目です。今回は楽器、ラッパに挑戦! やっぱり、今回も大失敗。だけど憎めないですね。私たちもどんくまさんのように失敗を恐れず、チャレンジ精神が必要ですね。
○次回12月号は『クリスマスってなあに』です。お楽しみに!
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