めだかコース
2014年7月配本

なにしてる なにしてる

著者など:多田ヒロシ作
【定価】1100円/こぐま社

後ろ姿のこの二人、なにをしているのかな?予想しながらページをめくると、ユーモアいっぱいの絵がそれに答えてくれます。想像する楽しさがたっぷり味わえます。

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今月は、多田ヒロシ氏の「ぶうとぴょんのえほん」シリーズの「なにしてる なにしてる」をお薦めします。多田ヒロシ氏の絵本は、どれもユーモア溢れるマンガ風に動物を描き、単純なことばを通して、幼い子どもの日常経験をさりげなく紹介しています。このシリーズも40年にわたって幼い子どもに愛されてきました。
私は「なにしてるのー」と、子どもによく語りかけられます。子どもは、「なにしてるのー」と語り掛け、相手を認識したり、自分の興味を広げたりします。最初の表紙から「なにしてるのー」と問いたくなる「ぶうとぴょん」の後姿が描かれています。裏表紙は、ぐるりと一回転した「ぴょんとぶう」がにこやかに笑って花とアイスクリームを手にもっています。「なにしてるのー」と問いかけるかえるも表紙にも裏表紙にも描かれます。繰り返し、繰り返し絵本のページをめくって確かめ、笑ってしまいたくなる楽しい楽しい絵本です。

長山 篤子
和泉短期大学講師


○子どもたちの共感を呼び人気の「おんなじおんなじ」「ぼくのだぼくのだ」に続き、ぶうとぴょんシリーズ3作目のこの絵本が出版されてから36年が
過ぎました。
○今までの2作と違って問いかけで始まり、次の場面で答えが描かれています。でもその答えがちょっとおかしくて…。おそらく絵が読める子どもた
ちの方がそのおかしさに先に気づくのではないでしょうか。絵を通して親子で楽しく会話がはずむ絵本です。
○次回は「ぐりとぐら」で有名な山脇百合子さんの『せっけんつけてぶくぶくぷわー』です。岸田衿子さんのリズミカルな擬音語・擬態語も満載。夏
にぴったりの絵本です。<Y.Y>

 

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