めだかコース
2014年9月配本

つきと あそぼう

著者など:谷内こうた 絵/内藤初穂 文
【定価】1404円/至光社

明るい夜、月と遊ぶのは誰? ボールのように弾む月、やがて大きな雲が現れて…。ぴんと張りつめた空気、静かな美しさに心も澄んでゆきます。


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日本では昔から、9月はお月様とのお付き合いが色々ありました。お月見は、とても大切にしてきた情緒あふれる行事です。不思議な宇宙の世界を感じさせら れます。至光社の絵本は、0歳から100歳までの全ての子どもに贈る絵本として、私たちに提供されてきました。感性を大切に創られた絵本です。1981年 にBIB金のりんご賞を受賞した絵本です。
暗い夜を明るく照らす月。「あかるい よる」と、物語が始まります。私たちも、夜を明るく照らす月の中で、様々な思いをめぐらします。作者は、「あかる い よるは つきと あそぼう」と表現します。画家は、その月と遊ぶ小人を表現します。月は、ボールのように弾みます。そこに、雲がでてきます。雲は、月 を隠します。「つきは どこ・・どこ どこ」と探します。雲がわれ、月が再び表れますが、だんだん薄くなっていきます。そして、夜明けです。一夜の月との 遊び、何と豊かな夜だったのでしょう。

長山 篤子
和泉短期大学特任教授
キリスト教保育連盟名誉理事

 


○谷内こうたさんは、東京生まれ。多摩美術大学油絵科中退後、家業のろうけつ染を手伝っていました。20歳のとき、叔父の谷内六郎の紹介で絵本を描き始 め、『なつのあさ』で1971年ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『あのおとなんだ』で1972年同展エルバ賞受賞。『のらいぬ』で1979年 BIB金のりんご賞、『つきとあそぼう』で1980年にも同賞を受賞。1971年、ヨーロッパに渡り、油彩画の制作を中心に活動しています。しずかで内省 的な 画風に特徴があります。
○言葉少なく、心で感じる絵本を秋の夜長に楽しんでいただければ幸いです。
○次回10月号は『しろねこしろちゃん』です。お楽しみに!

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