めだかコース
2013年8月配本

あんたがたどこさ

著者など:ましませつこ 絵
【定価】1320円/福音館書店

「おてらのおしょうさん」など、子どもといっしょに楽しめるわらべうた15曲を、美しい絵でやり方も分かりやすく紹介。親子が自然にふれあう時間をつくってくれます。

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暑い夏、お休みの多い日が続きます。今月は、「おかあさんと 子どものあそびうた」を、お奨めします。楽譜も付いています。子育て中、私たちは沢山のわ らべ歌を子どもに歌って聞かせながら、子どもの気持ちを落ち着けようとしたり、関係を深めようとします。小さな子どもが眠りに入る時、静かに子どもを揺す りながら「ねんねんころりよおころりよ・・・」と繰り返し歌っていますと、気持ちよさそうに子どもは、眠りにつきます。3ヶ月を過ぎた赤ちゃんがお母さん を認識し始めた頃から「いないないばー」をすると、声を立てて笑うようになります。楽しい遊びのはじまりです。これらは、わらべ歌の仲間と考えられていま す。少し大きく成長すると、「あがりめ、さがりめ」を、相手をもとめて顔を突き合わせながら繰り返し楽しみます。「あんたがた どこさ」の絵本は、少し大 きくなった子どもと親が遊ぶわらべ歌です。沢山歌って、親子の関わりを深めましょう。

長山 篤子
和泉短期大学特任教授
キリスト教保育連盟名誉理事

 


○長新太さんの絵本は、大人にはなかなか理解できない部分もありますが、子どもたちは大好きです。長さんがいつまでも子どもの心を持って創作していたからでしょう。
○長さんの言葉を紹介します。「この絵本のフクロウの坊やも木のほら穴でオカアサンやオトウサンと一緒にねていたんです。オカアサンとオトウサンのフクロ ウは、とても太っていたので、フクロウ坊やはギュウギュウと押されて、穴から落ちてしまいました。(中略)おしまいにはお月さんにおこされて、ほら穴のあ る森へ帰っていきます。オカアサンとオトウサンのフクロウは、心配して少しやせてしまいました。絵本は、いろいろ空想すると、楽しみがグーンとひろがるの です。こういうところが絵本のいいところ。デパートなどで、お母さんが押しているベビーカーから落ちそうになってねている幼児を見ることがあります。こい うとき、わたしは心が和み、ほおがゆるんでしまい絵本のことを考えたりするのです。今度の絵本もそうなんですよ。」
○次回は、こぐまちゃんシリーズの『たんじょうびおめでとう』です。お楽しみに。
< Y・Y>

 

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