めだかコース
2013年5月配本

だいすきな かあさん

著者など:いもとようこ 絵と文
【定価】1430円/至光社

犬の親子がお散歩していると、子猫や子ぶたやあひるの子もついてきて…いっしょにおっぱい飲んでねんねして、みんなお母さんの子ども。成長を見守る愛にあふれています。

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五月、大好きなお母さんに感謝する月です。作者、いもとようこさんのこの本に込めたメッセージが裏に書かれています。「だれにも、おかあさんがい る。・・・こどもにとって、おかあさんはいつまでもおかあさん。・・・犬が、たぬきやきつね、ねこのあかちゃんを、自分の仔犬といっしょに育てているのを 見たことがある。母犬は、“これはわたしのこどもじゃない!”なんていわない。“わたしのこどもかわいいでしょ!”とあたりまえに育てている。この風 景・・・私は大好きです。」作者のこのメッセージが一頁一頁に込められています。かあさんのおっぱいを二匹の仔犬がちゅうちゅうすっています。かあさんの やさしい眼差しの表情の絵からお話が始まります。いつのまにか、猫が加わり、アヒルが加わり豚が加わり、皆でおっぱいをちゅうちゅうちゅう。「おっぱいの んで・・・ねんねして・・・かけっこして」みんな大きくなります。大きくなってもかあさんの子どもです。

長山 篤子
和泉短期大学特任教授
キリスト教保育連盟名誉理事


○いもとようこさんは兵庫県生まれ。1985年から3年連続でボローニャ国際児童図書展エルバ賞、グラフィック賞を受賞。1991年サンリオ美術賞受賞など多数。
○ちぎった和紙の貼り絵に着色する技法によって、やわらかで温かな表情の人物や動物、植物などを描いています。創作童話の作家として活躍するほか、日本の昔話や世界の名作などの絵本の挿絵なども手がけています。
○出版された絵本は300冊以上。子どもたちにも馴染みの絵かもしれません。
○次回6月号は、なかがわりえこ 作 やまわきゆりこ 絵『くまさん くまさん』です。お楽しみに!

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