2014年10月配本

ともだちになったフランシスコとオオカミ

著者など:ロベルタ・グラッツァーニ 文/           パトリツィア・コンテ絵 / わきた・あきこ 訳
【定価】1404円/女子パウロ会

830年くらい前、イタリアのグッビオで家畜や人を襲って恐れられていたオオカミをアシジのフランシスコが優しくさとして人びとと和解させたという心あたたまる有名なお話。


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フランシスコは、12世紀イタリアで、すべてを神さまに任せる生き方を貫いた人です。それは、貧しさと、すべての存在が神さまのもとで兄弟姉妹であるという思いとして表現されました。そのため、この絵本に紹介されているような、動物との交流の逸話がたくさん残されています。みんなが恐れ嫌っているオオカミに対して、フランシスコは、「きょうだいオオカミくん」と呼びかけます。身内意識の狭さを打ち破って、すべての人どころか、すべての生きもの、神さまがいのちを与えてくださったすべてのものを仲間として見ることができたのです。わたしたちも、日頃なにげなく使っている「わたしたち」という言葉の中身を考えてみる必要があります。自分が所属している団体や、自分に都合のいい仲間だけではなく、すべての人を「わたしたち」の中に含めてイメージしたいものです。神さまのことを想うことは、自分の心を出来る限り広く大きくしていくことなのです。

細井 保路
逗子カトリック教会司祭


○今から800年ぐらいも前のこと、イタリア中部のグッビオという町で、ほんとうにあったとして伝わる、アシジの聖フランシスコとオオカミの話。
フランシスコは、どんな生きものも、神さまがおつくりになったものとして、大切にし、いつくしんだ聖者として知られます。
○ある厳寒の冬、飢えたオオカミが家畜や人をねらって出没し、グッビオの人びとをこわがらせていたとき、フランシスコがやさしくオオカミをさと
し、町の人びとと和解させたかという、心あたたまる物語です。
○その話のあとに、フランシスコと動物についてのいくつかのエピソードと、「あそび」がついています。
○次回11月号は、福音館の『ごきげんならいおん』です。お楽しみに。
<S・A>

 



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