2014年5月配本

ポットくんとミミズくん

著者など:真木文絵 文/石倉ヒロユキ 絵
【定価】972円/福音館書店

花が大好きな植木鉢のポットくんは、ミミズくんと友だちになります。子どもたちに身近なミミズの生態や、環境にはたす役割が、愉快なストーリーとともに展開します。


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ミミズは、親しみのあるかわいい生き物というわけではありません。しかし、主人公を植木鉢のポットくんにすることで、ポットくんと一緒に、楽しくミミズとおしゃべりをすることができます。絵本ならではの仕掛けです。
ミミズくんと楽しくおしゃべりしながら、自然界でミミズが大切な役割を果たしていることがよくわかってきます。そして、土の中にミミズがいることが大事なことなのだと気づくのです。絵本にも登場するモグラはミミズの天敵ですが、最後のページの解説にも書かれているように、農薬によってミミズが死んでしまうことも恐ろしいことです。私たちの生活と直接関係がないように思える自然界の営みが、実は私たちと不思議な繋がりを持っていることを感じ取れたらすばらしいと思います。子どもたちが、たくさんの自然物に、また、たくさんの人の働きに支えられていることをわきまえた人に育ってほしい。そう願わずにはいられません。

細井 保路
逗子カトリック教会司祭


○実際に自宅でミミズを3000匹飼い、そのフンを花づくりに役立てている園芸家夫婦による楽しい自然科学絵本です。私たちにとって身近な存在だけ
れどその生態はあまり知られていないミミズについて、親しみやすい絵とともにゆかいなストーリーで紹介します。
○絵本の中で描かれるミミズの生態は、驚きに満ちています。この絵本をきっかけに、ミミズだけでなく、身近にあるさまざまな生き物について関
心を持ってもらえたらうれしいです。
○この絵本を読んでからは、ミミズを見る目がきっと変わるはず…だってポットくんは子どもたちの分身で、ミミズくんはもう子どもたちの友達な
のですから。
○次回は、『ひとりぼっちのかえる』です。幸せとはどういうことなのか、考えさせてくれます。<M・I>



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