2013年5月配本

太陽をかこう

著者など:ブルーノ・ムナーリ 作/須賀敦子 訳
【定価】1543円/至光社

空に輝く太陽ー科学者、芸術家たちはどんなふうにとらえているのでしょう。そして、太陽はどうやって描けばいいの? 読んだ後、きっと描きたくなります。


ku201305

読みはじめは、科学の本かなと思ってしまいます。ところが実は、その自 然現象を感性でとらえる楽しさを教えてくれる絵本なのです。私たちを取り 巻く自然界は、よく観察してその謎を解いていくべき対象であると同時に、 私たちの感性を揺り動かしてくれるものでもあるのです。

この絵本では、太陽をとりあげますが、風も、波も、森も、花も、人間 も、私との関係でとらえなおすとき、さまざまなかたちで、私の心を揺さぶ る契機となるのです。むずかしい話のように思えますが、この絵本で、太陽 をどう表現するかという例を次々に見せられると、ものごとを自分の感性で とらえ直すコツが、いつの間にか身についてしまいます。しまいには、赤や 黄色だけで表現するのでは物足りなくなってくるはずです。きちんと観察も しながら、その上で自分の感性で太陽を描いてみましょう。さらに、絵本や 絵画のなかから色々な太陽を探してみましょう。

細井 保路
逗 子カトリック教会司祭


○私たちにとって、太陽はあまりにも身近な存在なので、あまり学習の対象にはなりませんでした。ではいったい科学者や芸術家はどんなふうにとらえているのでしょうか? 読んでからのお楽しみです。読んだ後はきっと描きたくなります。
○この本の作者はイタリアが生んだ世界的デザイナー、ムナーリです。訳者は随筆家・イタリア文学者として有名な須賀敦子さんです。
○次回6月号は『まりーちゃんとおおあめ』です。お楽しみに!
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