2014年3月配本

ティリーのねがい

著者など:フェイス・ジェイクス 作/小林いづみ 訳
【定価】1296円/こぐま社

ドールハウスでメイドとして住む人形のティリー。一日中掃除をして暮らす毎日にうんざりした彼女は、ある日脱出を決意します。自由を求めて動き出したティリーの冒険物語。


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木で出来たお人形のティリーは、身辺を自分の好みに合わせて美しく飾り 立てることのできる女の子の代表のような存在です。いくら男女の区別は無 いと頭でわかっていても、この感覚は、女性の持ち味だとしか言いようがあ りません。読み終わった私は、相棒のエドワードと声を揃えて、「わあ、 ティリー!きみは、なんてすごいんだ!」と叫ぶしかありません。
目標に向かってコツコツと進みながら、ティリーは自分の気持ちを奮い立 たせるために、時々格言のようなことを口走ります。彼女の堅実な性格がよ く描かれている場面です。
子どもの頃の私なら、最初のページのドールハウスを見たたけで、この本 を投げ出していたと思います。でも今では、ティリーがエドワードに向っ て、「あなたってちっとも実際的でないのね」と皮肉を言う場面などで、な るほどと思ってしまいます。親子で読んで、子どもの反応を楽しんでみたい 本です。

細井 保路
逗 子カトリック教会司祭


○この絵本は、1973年にイギリスで出版されました。ドールハウスを舞台にして木の人形のティリーとテディベアのエドワードが繰り広げる小さな冒険物語。姉妹編の『ティリーのクリスマス』も楽しい絵本です。
○のんびりやのエドワードに対して、勇敢で気丈ながんばりやさんのティリー。この組み合わせが好対照で、物語を盛り上げています。
○早いもので、いよいよ最終回の配本となりました。一年間お付合いいただきましてありがとうございました。 
○なお、2013年度から2014年度へ継続して年間購読をお申込みくださいました皆さまには《ご継続特別プレゼント》をお送りさせていただきます。詳しくは、この絵本に挟み込まれております「ご愛読の皆さまへ」をご覧ください。
< Y・Y >



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